フィンランドのギター事情

すっかり暖かくなり、春を越して初夏のような天気です。こんな日はフィンランドでの夏を思い出す…。ということで今日は僕が留学していたフィンランドのクラシックギター事情についてざっくり書いてみようと思います。というのも北欧ってあまりギターのイメージありませんよね?

フィンランドはクラシック音楽が盛んな国です。クラシックギターでも素晴らしい奏者がたくさんいますが、特徴をあげるなら、いわゆる現代音楽がとても盛んに演奏されることでしょうか。

例えば、オットー・トローネン、ペトリ・クメラ、パトリック・クレーモラなどフィンランドを代表するギタリストたちが、フィンランド人作曲家の新しい作品だけでアルバムを作っています。僕の先生、ティモ・コルホーネン先生もいまやよく弾かれるようになった細川俊夫作品やマグヌス・リンドベルイ作品の初演など他にもたくさん素晴らしい仕事をしています。

一般のお客さんにとっても普通のことのようで、自分が演奏するときも良い意味で反応の違いに驚くこともしばしば。留学中にもたくさんおもしろいレパートリーを見つけたのでまたコンサートなどで演奏できればと思います。

もう一つ驚いたことは、ギターを学ぶ子どもの多さです。音楽院では小さな子供から高校生くらいの生徒たちのギターオーケストラがあり、僕が学んでいたトゥルクでは毎年約100名近くの学生によるジュニアオケのコンサートが開催され、いつもたくさんのお客さんで賑わっていました。クラシックギターは意外にも人気がとても高く、フィンランドではピアノに次いで2番目に人気の高い楽器だそうです。

日本だと部活でギターアンサンブルがあるところもありますが、鳥取県、島根県では残念ながらまだありません。いつかこちらでも若いギタリストたちが集まれる場所を作りたいなぁ、と思っています。

ペトリ・クメラのとってもユニークなアルバム、スモールクリーチャーズより。イルッカ・ハンモ タイリクモモンガ

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